猛スピードで車のタイヤを滑らせながら走る、いわゆる「ドリフト族」の改造車について、不正に車検を通す見返りに現金を受け取ったとして自動車整備会社の役員が逮捕されました。警視庁は不正車検を繰り返していたとみて調べています。
逮捕されたのは、さいたま市の自動車整備会社役員、菊地孝之容疑者(50)です。
警視庁によりますと、ことし1月、違法な改造車の車検を不正に通す見返りに「ドリフト族」の5人から現金およそ2万円を受け取ったとして、加重収賄などの疑いが持たれています。
国の検査業務を代行する「みなし公務員」にあたるため、収賄の容疑が適用されました。
現金を渡したとされる5人も贈賄などの疑いでともに逮捕されました。
調べに対して、菊地容疑者は容疑を認め「5年くらい前から不正車検をしていた」と供述しているということです。
警視庁は不正車検を繰り返していたとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB