東京電力は記者会見し、台風15号の影響で千葉県の広い範囲で続いている停電について千葉市や八千代市などで12日中の復旧を見込んでいると明らかにしました。一方、復旧作業に時間がかかるとして全面復旧は13日以降になるという見通しを示しました。
東京電力は12日午前9時から記者会見し、千葉県内の停電の復旧の見通しについて説明しました。
それによりますと千葉市のほか八千代市や四街道市、印西市の全域では12日中の復旧を見込んでいるとしています。また市原市の一部の地域についても12日中の復旧を見込んでいます。
一方、それ以外の地域では復旧作業に時間がかかるとして全面復旧は13日以降になるという見通しを示しました。
東京電力は記者会見で復旧が遅れている理由について、大型車を現場に搬入するために倒木を伐採する必要があるほか、配電線が大規模に壊れているところもあり、復旧作業に時間がかかっているためだと説明しています。
そのうえで、「台風が通過したあと、どのくらいの配電設備に被害があるのかという見通しが甘かった」と述べました。
東京電力によりますと、千葉県では午前9時40分の時点でおよそ33万9800戸で停電が続いています。
東京電力はほかの電力会社などからの応援を得て、1万1000人の態勢で復旧を目指すことにしています。
-- NHK NEWS WEB