東京電力は、台風15号の影響で千葉県の広い範囲で続いている停電について、千葉市や四街道市などのおよそ4万戸についてはすでに復旧、もしくは、12日中の復旧を見込んでいるとしています。一方、復旧作業に時間がかかるとして全面復旧は13日以降になるということですが、1日も早い復旧が求められています。
東京電力によりますと、千葉県では午後7時の時点でおよそ29万3700戸で停電が続いています。
東京電力によりますとこのうち、12日中の復旧を見込んでいるのは千葉市、四街道市、印西市の全域です。
また、市原市の多くの地域でも12日夜のうちに復旧できる見通しだとしています。
東京電力はこれらの地域では、12日中でおよそ4万戸の復旧を見込んでいます。
また、成田市では今夜中に復旧を予定している地域もあるとしていますが、多くの地域では復旧の見通しは立っていないとしています。
一方、それ以外の地域では復旧作業に時間がかかるとして、全面復旧は13日以降になる見通しだということです。
東京電力は復旧が遅れている理由について、大型車を現場に搬入するために倒木を取り除く必要があるほか、配電線が大規模に壊れているところもあり、復旧作業に時間がかかっているためだとしています。
また、電線などの設備が復旧しても安全に電気を送ることができるか確かめる作業が必要で、この作業に2、3時間かかるとしています。
東京電力はほかの電力会社などからの応援を得て、1万1000人の態勢で復旧を目指すことにしていますが1日も早い復旧が求められています。
一方、東京電力は、自治体の要請に応じて、電源車を医療機関や公共施設などに配置していて、現在43台が稼働しているということです。
停電に関する情報は、東京電力のホームページで確認することができます。ホームページのURLは、次のとおりです。
http://teideninfo.tepco.co.jp
-- NHK NEWS WEB