台風15号の被害を受けた横浜市金沢区の工業団地にある会社に設置されたカメラには、敷地内が徐々に浸水していく様子が写されていました。
横浜市金沢区の工業団地にあるトラックなどの部品の製造会社では工場内が浸水し、部品を製造するプレス機の制御盤が被害を受けて、再開のめどがたたない状態が続いています。
会社が工場の入り口付近に設置した防犯カメラには、台風が通過した今月9日未明の映像が残されていて、午前2時の時点では水はたまっていませんでしたが、午前2時40分すぎに緑色のマットが浮いた状態で流れてきて、水がたまり始めたことが分かります。
その10分後には、およそ20センチの高さまで浸水し、午前3時すぎに停電により録画が中断されるまで雨が激しくたたきつける様子が映っています。
会社によりますと、工場内は最終的にひざの高さまで浸水したということです。
ダイヤ工業株式会社の安食明文課長は「地下のプレス機の制御盤に海水が入り込み、工場が稼働できない状態が続いている。全く経験のない災害で、生産ラインが止まってしまい損害は計り知れない」と話していました。
-- NHK NEWS WEB