去年11月に放送したNHK国際放送のドキュメンタリー番組で、家族や友人などのレンタルサービスを行う会社を取り上げた際、利用客として紹介した男女3人が実際は会社のスタッフだったことについて、BPO=「放送倫理・番組向上機構」は、放送倫理上の問題がなかったか審議することを決めました。
この番組は、NHK国際放送のドキュメンタリー番組、「Inside Lens」で、NHKの関連会社が外部のドキュメンタリー監督やディレクターらが提案した企画の中から採択して放送しています。
今回、外部のディレクターや関連会社の担当者は、番組内容に問題があることに気付かず、NHKはことし5月、事実と異なる内容を伝えたとして謝罪し、その後、再発防止策を公表しています。
BPOが審議することを決めたことについて、NHKは「今後の審議に協力するとともに再発防止を徹底してまいります」としています。
-- NHK NEWS WEB