来月から携帯電話料金の新しいルールが導入されるのに合わせ、NTTドコモは、自社のクレジットカードで料金を支払うことを条件に、いわゆる「2年縛り」の違約金をなくすことを決めました。
NTTドコモは、通信料金と端末代金の分離など新たなルールに対応した、来月1日からの料金プランを発表しました。
それによりますと、2年の契約を条件に通信料金を割り引く、いわゆる「2年縛り」を残したうえで、途中で解約した場合の違約金を今の9500円から1000円に引き下げるほか、2年契約した場合のひと月当たりの割り引きを、今の1500円から170円に引き下げます。
違約金をめぐっては、他社への乗り換えを難しくしているとして、国が来月から導入する新たな携帯料金のルールの中で引き下げを義務づけています。
NTTドコモは、自社が発行するクレジットカード「dカード」で支払うことを条件に、「2年縛り」の違約金をなくすプランも設けました。
このプランでは2年契約をしなくても2年契約と同じ割り引きが受けられるとしています。
携帯料金の新しいルールへの対応をめぐっては、ソフトバンクが2年縛りや違約金の撤廃を打ち出した一方、auのKDDIは違約金を1000円に引き下げて2年縛りを残す方針で、大手3社の間で対応が分かれる形となりました。
-- NHK NEWS WEB