千葉県山武市では、台風の影響で住宅の脇に立っていた杉の木が倒れ、屋根に倒れかかって穴の開く被害が出ています。撤去のめどは立っていないということです。
今月9日、台風15号の暴風の影響で、山武市沖渡の住宅地に立っていた杉の木が10本以上倒れ、隣接する住宅などを直撃しました。
このうち、佐藤幸雄さん(76)の自宅にはおよそ20メートルの木が折れて倒れかかっています。
佐藤さんが、住宅メーカーの担当者に天井裏の様子を見てもらったところ、屋根の一部に穴が開いていたということで、17日、業者に撤去について相談しました。
しかし、作業には2台の重機を使って慎重に木を持ち上げる必要があり、多くの費用がかかると説明を受けたということで、撤去のめどは立っていないということです。
佐藤さんは「ここに住んで35年になりますが、こうしたことは初めてです。雨漏りが気になり、なんとか撤去したいのですが、悩んでいます」と疲れた表情を浮かべていました。
-- NHK NEWS WEB