NTTドコモは、高速・大容量の次世代の通信規格、5Gの試験サービスを、20日開幕するラグビーワールドカップの会場などで始めることを明らかにしました。
発表によりますと、NTTドコモは来年春に予定している5Gのサービス開始に先立ち、試験サービスを20日から始めます。
このうちラグビーワールドカップでは、会場に設置された複数のカメラの映像を5Gに対応したスマートフォンなどを使って観客が自由に切り替え、さまざまな角度から楽しめるようにするということです。
18日は、5Gの本格サービスに向けて、AR=拡張現実の技術を使ってオンライン上のゲーム画面を現実の風景のなかで表現できるようにする様子や、医療現場で患者のCT画像を立体化し、医師が専用のゴーグルを付けることで患者の臓器をさまざまな角度で確認できる技術なども紹介されました。
会社は、5Gの基地局を来年6月までに47都道府県すべてに設け、その1年後には全国で1万まで増やしたいとしています。
NTTドコモの吉澤和弘社長は、「多くの人に5Gを体験してもらえるよう基地局配備を含め、多様なサービスを準備していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB