アマゾンジャパンは、ネット通販で購入した商品を駅やコンビニエンスストアなどに設置した専用の宅配ロッカーで受け取れるサービスを始めました。荷物の再配達を減らし、人手不足に直面する宅配業界の負担を抑えるねらいです。
アマゾンジャパンはファミリーマートや小田急電鉄など、5つの企業や大学と提携して店舗や駅などに専用の宅配ロッカーを設置し、商品を受け取れるサービスを18日から都内で始めました。
利用者が商品を買う際にロッカーの場所を指定すると、商品の到着を知らせるメールでバーコードが届き、バーコードをロッカーに読み込ませると扉が開く仕組みです。また、カフェなどを指定して店頭で荷物を受け取れるサービスも合わせて始めました。ネット通販が拡大する一方、宅配業界は深刻な人手不足に直面していて、会社は、利用者の利便性を高めるとともに再配達を減らし、宅配業界の負担を抑えるねらいです。
利用できるのは現在、都内の一部のファミリーマートなどに限られますが、年内に東京都と神奈川県を中心に宅配ロッカーと店頭での受け取りができる場所を合わせて200か所程度に広げ、来年には全国展開を目指すとしています。
アマゾンジャパンのジェフ・ハヤシダ社長は「顧客がさまざまな受け取り方法を選べるよう今後も取り組んでいきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB