経団連の榊原会長は、名古屋市で開かれた経済団体の懇談会であいさつし、アメリカのトランプ大統領の経済政策に強い懸念を示したうえで、日米首脳会談について「安倍総理大臣にはしっかり主張すべきところは主張してもらいたい」と述べました。
この中で榊原会長は、アメリカの経済政策について、「大げさに言うと世界史的な大変動が起きつつあり、保護主義の流れに大きな懸念を感じている。TPP=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱やNAFTA=北米自由貿易協定の見直しは日本企業にも影響があるので、しかるべき対応を取っていく必要がある」と述べ、強い懸念を示しました。
そのうえで、榊原会長は10日に行われる日米首脳会談について、「安倍総理大臣には保護主義の流れに歯止めをかけるべく、トランプ大統領にしっかり主張すべきところは主張してもらいたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB