愛知県にある中部空港に、新たに完成したLCC=格安航空会社向けの第2ターミナルの運用が、20日始まりました。
中部空港のLCC向けの第2ターミナルは、日本を訪れる外国人旅行客が増えていることなどから去年から建設がすすめられ、20日から運用が始まりました。
第2ターミナルは、延べ床面積およそ4万5000平方メートルで年間で450万人の利用が見込まれていて、中部空港を就航するLCC11社のうち5社が第2ターミナルへ移りました。
自動で手荷物を預けられる機械や、高性能の検査機器が導入されていて安全性と利便性を兼ね備えているほか、建設や維持にかかる費用を抑えた分、施設使用料は第1ターミナルの半額ほどとなっているということです。
20日朝は、国際線は台北行き、国内線は沖縄行きや札幌行きの便が出発し、関係者などが乗客に手を振って見送っていました。
家族で種子島へ旅行に行くという女性は「新しいターミナルができたことは2、3日前に知りましたがコンパクトでいいと思います」と話していました。
中部空港会社の犬塚力社長は「より気軽に空の旅を楽しんでもらえたらうれしいです。空港の持続的な成長にLCCの盛り上がりは欠かせないので路線も広げていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB