アメリカのトランプ大統領は、長女のイバンカさんのブランドの商品販売を取りやめる大手デパートを批判し、不適切ではないかと物議を醸しています。
トランプ大統領の長女のイバンカさんのブランドの服やアクセサリーを扱ってきたアメリカ有数の大手デパート「ノードストロム」は、このほど販売を取りやめることを決めました。
このデパートは、イバンカさんのブランドの商品を扱っているために、トランプ大統領の政策に抗議する団体から不買運動の標的にされていましたが、販売を取りやめる理由について「毎年、ブランドの1割程度を入れ替えており、売り上げに基づく決定だ」と説明しています。
一方、トランプ大統領は8日、ツイッターに「娘のイバンカはこのデパートに不当に扱われてきた。娘はすばらしい人物で私が正しいことを行うよういつも促してくれる。ひどいことだ」と投稿してデパートを批判し、不適切ではないかと物議を醸しています。
トランプ大統領は、大統領としての職務が不動産業など、みずからの事業の利害と結びつく利益相反の問題が生じかねないと批判されたことを受けて事業から離れていて、イバンカさんも最近ブランドの経営から退いていました。
-- NHK NEWS WEB