国連の温暖化対策サミットに出席するためニューヨークを訪れている小泉環境大臣は、現地で日本の大学生などと意見を交わしました。
温暖化対策サミットが開かれるアメリカのニューヨークには地球温暖化の危機を訴える多くの若者が世界中から集まっていて、日本の大学生や高校生も参加しています。
小泉大臣は市内のホテルで日本の大学生や高校生4人と意見交換を行い、学生たちからは温暖化につながる石炭火力発電所を2030年までにすべて廃止するべきだという意見や、温暖化が女性や子どもに与える影響についても考えてほしいという要望が出されたということです。
終了後、小泉大臣は「若い人が一緒になって参加してくれるような取り組みを考えることが大事だ。いろいろなヒントをもらったのでこれから考えていきたい」と述べました。
東京の大学から参加した堀克紀さんは「日本はもっと変わる勇気を持つことが必要だ。世界をリードしていくリーダーになっていくよう私たちも取り組んでいきたい」と話していました。
地球温暖化をめぐっては、若者が中心になって世界各国の政府や企業に早急な対策を求めていて、取り組みが不十分だという指摘もある日本が今後どのような具体策を示せるかが注目されます。
-- NHK NEWS WEB