日韓関係の悪化を受けて延期されていた、日本と韓国の経済界の代表が集う「日韓経済人会議」が24日から韓国で始まります。関係悪化の影響が経済分野にも波及する中、民間レベルでの協力促進に向け、両国の経済界がどのようなメッセージを打ち出すのか注目されます。
日韓経済人会議は、日韓両国の企業のトップらが貿易や経済協力の在り方を話し合う会議で、1969年から毎年開かれていますが、日韓関係の悪化でことしは開催が延期されていました。
しかし日韓の経済界は、関係が悪化している状況だからこそ交流を継続すべきだとして、24日と25日の2日間、ソウルで51回目の会議を開くことにしました。
日本から、自動車や商社、化学メーカーの経営者らおよそ100人が参加します。
参加者らは日韓の経済界が直面する共通の課題などについて意見を交わし、25日、会議の成果を共同声明として発表することにしています。
日韓関係の悪化の影響が観光をはじめとした経済分野にも波及しているだけに、両国の経済界が民間レベルでの協力促進に向け、どのようなメッセージを打ち出すのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB