23日、茨城県境町の住宅で夫婦が首などを切られて殺害され長男と次女もけがをした事件で、長男は「顔は見えなかったが、自分を襲ったのは１人だったと思う」と話していることが捜査関係者への取材でわかりました。
23日未明、茨城県境町の住宅でこの家に住む会社員の小林光則さん（48）と妻でパート従業員の美和さん（50）が刃物で首や顔を切られて殺害されたうえ、中学生の長男（13）が両足などを切られて大けがをし、小学生の次女（11）も両腕に軽いけがをしました。
これまでの調べで、長男と次女は２階の同じ子ども部屋で寝ていたところを襲われたとみられていますが、その後の調べで長男が「部屋が暗くて顔は見えなかったが、自分を襲ったのは１人だったと思う」などと話していることが捜査関係者への取材でわかりました。
大学生の長女（21）は当時、１階の部屋で寝ていて「サイレンの音で起きるまで事件には気付かなかった」と話しているということです。
住宅には鍵がかかっていない窓などが複数箇所あったということで、警察は侵入や逃走をした経路やほかに共犯者がいなかったかなど、詳しい状況をさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB
