台風15号の影響で続いてきた千葉県内の大規模な停電で、東京電力のホームページでは24日夜、停電戸数が今月8日以来、初めてゼロとなりましたが、東京電力は、大規模な倒木などで作業が困難な場所では依然190戸で停電が続いていると明らかにしました。また、復旧したとしている地域でも電気がつかないケースもあり、東京電力は、なお停電している所があれば連絡してほしいとしています。
東京電力によりますと、千葉県の停電については高圧線の工事がほぼ完了し、東京電力がホームページで掲載している停電情報では、24日夜7時前に、千葉県の停電戸数が今月8日の発生以来、初めてゼロとなりました。
これについて東京電力は、千葉県内では大規模な倒木や道路の陥没、それに土砂崩れなどで作業が困難な場所が26か所あり、午後7時時点で、合わせて190戸で停電が続いていると明らかにしました。
また、東京電力がホームページで復旧したとしている地域でも、住宅への引き込み線の損傷などで電気がつかないケースが相次いでいて、こうした問い合わせが1日に200件ほど寄せられているということです。
東京電力は、なお停電している所があれば連絡してほしいとしています。
千葉県内では、台風15号の接近、上陸に伴い今月8日から停電が発生し、ピーク時には64万1000戸に上りました。
東京電力は、その後、数日で復旧するという見通しを発表したあと修正を繰り返すなどしましたが、ほかの電力会社や自衛隊などの協力を得て復旧作業を進めてきました。
東京電力はできるだけ早く完全な復旧ができるようにしたいとしています。
停電に関する問い合わせは、東京電力カスタマーセンターのフリーダイヤル0120−995−007、有料電話では03−6375−9803で、24時間受け付けています。
-- NHK NEWS WEB