24日のニューヨーク株式市場は、アメリカの消費者が景気をどう見ているかを示す指数が、市場の予想を下回ったことから消費の勢いが鈍るという見方が広がり、ダウ平均株価は値下がりしました。
24日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、前の日にアメリカのムニューシン財務長官が、中国との閣僚級の貿易交渉を来月2週目に行うことで調整していると明らかにしたことを受けて、交渉進展への期待感から値上がりして始まりました。
しかし、その後、アメリカの消費者が景気をどう見ているかを示す指数が発表され、市場の予想を下回っていたことから、長引く貿易摩擦の影響でアメリカでの消費の勢いが鈍るという見方が広がり、次第に売り注文が優勢になりました。
結局、ダウ平均株価の終値は前の日に比べて142ドル22セント安い、2万6807ドル77セントでした。市場関係者は「EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐり、イギリスの政局が流動化していることや、アメリカの野党・民主党の議員の間でトランプ大統領の弾劾を求める声が高まっていることも投資家の警戒感につながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB