シャープは、この秋以降に発売するスマートフォンを発表しました。携帯電話の通信料金と端末代金の分離を義務づける新しいルールの導入を見据えて、価格を抑えたとしています。
シャープは25日、この秋から冬にかけて発売するスマホ3機種を発表しました。
最上位の機種は6.4インチの有機ELディスプレーが使われていて、ゲームを楽しむ人向けに、タッチパネルを押したときの反応速度を高めたのが特徴です。
一方、価格を抑えた機種ではバッテリーの容量をこれまでの1.5倍に増やしていて、電話やメッセージを中心に1日1時間ほど使った場合は充電しなくても1週間使えると説明しています。
価格は最上位のもので10万円程度、価格を抑えたもので3万円程度になると見られています。
携帯料金をめぐっては、来月から、通信料金と端末代金が分離される新たなルールが始まり、端末代金がこれまでより高くなる可能性も指摘されています。
このため会社は、消費者の利用に合わせた商品をそろえ、幅広いニーズを取り込みたい考えです。
シャープの中野吉朗事業本部長は「携帯料金の新ルールで、端末を買う際の動機も変わってくると思う。客に価値を感じてもらえるよう幅広い選択肢を提供することが大事だ」と話していました。
-- NHK NEWS WEB