アメリカで健康志向の人たちを中心に肉を一切使わず、植物由来の食材で作った代替肉の消費が増えるなか、ハンバーガーチェーン最大手のマクドナルドは代替肉を使ったハンバーガーを、今月30日からカナダの店舗で試験的に販売することを明らかにしました。
マクドナルドは26日、植物由来の代替肉を使ったハンバーガーを、今月30日から12月下旬まで、カナダのオンタリオ州にある28店舗で販売することを発表しました。
ハンバーガーのパテはエンドウ豆のタンパク質の成分やココナツオイルなど、すべて植物由来の食材から作られるということです。
マクドナルドは「顧客の反応を見るのが楽しみで、顧客にとって何が最善なのか、よく理解したい」とコメントしています。
アメリカでは菜食主義者に限らず、健康志向の人たち、それに動物や環境の保護を重視する人たちの間で、植物由来の代替肉の消費が増えていて、すでに大手ハンバーガーチェーン「バーガーキング」などが、代替肉を使ったハンバーガーの販売を始めたり、大手スーパーが食肉売り場で取り扱ったりするなど、代替肉の市場が広がっています。
-- NHK NEWS WEB