石川県七尾市にある特産品や海産物などの店が軒を連ねる市場では、各店舗に８％と10％の２つの税率に対応できるレジを一斉に導入し、来月１日からの「軽減税率」のスタートに向けた準備が進んでいます。
消費税率は来月１日、10％に引き上げられ、酒類と外食を除く飲食料品の税率を８％に据え置く「軽減税率」が初めて導入されます。
七尾市の七尾港の近くにあり、特産品や海産物などを販売する店が並ぶ「能登食祭市場」では、８％と10％の２つの税率に対応できるレジを市場内の20店舗に一斉に導入しました。
市場の運営会社が中心となってメーカーから一括でレジを借り、各店舗に設置したということです。
このうち土産物店では、お菓子や魚介類の加工品などの食品は税率８％のままですが、酒類や食器などは10％になるため、店の従業員が１日に備えてレジの操作方法などを確認していました。
また、飲み物などを買って店内で飲む場合は、税率が10％になることから、レジで読み取ってその場で税率を変更できるバーコードも用意していました。
市場の運営会社の村本能久さんは「市場が一体となって備えることで、店側の不安も少なくなると思います。きょう閉店後に最終的な準備をします」と話していました。
-- NHK NEWS WEB
