1日のニューヨーク株式市場は、アメリカの製造業の景況感を表す代表的な経済指標がおよそ10年ぶりの低い水準となったことから、景気の先行きへの懸念が出て、ダウ平均株価は大きく値下がりしました。
1日のニューヨーク株式市場は、全米の製造業を調査する「ISM=供給管理協会」が発表した景況感指数が、およそ10年ぶりの低い水準になったことを受けて、幅広い銘柄に売り注文が出ました。
ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて343ドル79セント安い、2万6573ドル4セントでした。
市場関係者は「製造業の分野に米中貿易摩擦の関税の影響が出ていることは認識されていたが、予想以上に数字が悪かったことで、投資家の間に景気の先行きへの懸念が強まった。今週の雇用統計や来週の米中の閣僚級協議の行方に関心が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB