先月、茨城県境町の住宅で2階で寝ていた夫婦が殺害され長男と次女もけがをした事件で、1階の部屋にいて無事だった長女が「言い争うけんかのような声を聞いた」と証言していることが捜査関係者への取材でわかりました。
先月23日、茨城県境町の住宅で▽会社員の小林光則さん(48)と妻でパート従業員の美和さん(50)が刃物で胸や首を刺されて殺害され、中学生の長男(13)と小学生の次女(11)も重軽傷を負いました。
4人は、2階の部屋で寝ていたところを襲われたとみられ、1階の部屋で寝ていた▽大学生の長女(21)にけがはありませんでした。
その後の調べで、長女が「言い争うけんかのような声を聞いた。怖くて部屋から出られなかった」と証言していることが捜査関係者への取材でわかりました。
けがをした長男と次女は「帽子をかぶってマスクをつけた人に襲われた。知らない男のようだった」と話していて、警察は、当時の状況について子どもたちからさらに聞き取りを行うとともに、防犯カメラの映像を解析するなどして男の特定を進めています。
-- NHK NEWS WEB