「遊べる温泉都市構想」を掲げている大分県別府市は、ことしの夏に、期間限定で温泉と遊園地を融合させた施設をオープンさせることになりました。運営費の一部はインターネットを通じて資金を集める「クラウドファンディング」で調達する予定で、10日から受け付けることにしています。
別府市は、「湯~園地」と銘打って温泉と遊園地を融合させた施設の開設を目指していて、このほど、市内の既存の施設を使って期間限定でオープンすることが決まりました。
市などによりますと、「湯~園地」はことし7月29日から31日までの3日間、市内にある遊園地「ラクテンチ」で営業し、温泉を使った大型の滑り台や、温泉のミストを浴びながら動く乗り物などのアトラクションが予定されています。
また、運営費のうち少なくとも1000万円は個人や企業などからの資金で賄うことにしていて、市はインターネットを通じて資金を調達する「クラウドファンディング」の手法を活用し、10日から受け付けることにしています。
8000円の資金を出した人には入園券が贈られる仕組みで、予想を超える資金が集まれば、温泉とメリーゴーランドを組み合わせたアトラクションなども新たに加えるということです。
別府市の長野恭紘市長は「このプロジェクトを通して別府の魅力を知ってもらいたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB