3日のニューヨーク株式市場は、景気を下支えするための追加の利下げへの期待から、ダウ平均株価が上昇しました。
3日のニューヨーク株式市場は、午前中に発表された非製造業に関する経済指標がまたも市場の予想を大きく下回ったことから、売り注文が相次ぎ、ダウ平均株価は一時、300ドル以上、値下がりしました。
ところが、景気の先行きへの懸念が強まったことで、FRB=連邦準備制度理事会が景気を下支えするために3回目の利下げに踏み切るという観測が出て、株価は持ち直しました。
結局、ダウ平均株価の終値は前の日と比べて122ドル42セント高い、2万6201ドル4セントでした。
市場関係者は「4日は重要な経済指標となる雇用統計の発表のあと、FRBのパウエル議長の講演もあり、追加の利下げの可能性についてどのような発言をするか、注目されている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB