関西電力の経営幹部らが多額の金品を受け取っていた問題で、みずからも金品を受け取っていた八木誠会長と岩根茂樹社長が、すべての社外の役職を辞任する意向であることが分かりました。
関西電力では経営幹部ら20人が、原子力発電所がある福井県高浜町の元助役から総額で3億円を超える金品を受け取っていたことが明らかになりました。
この問題で、八木誠会長が商品券や金貨など859万円相当の金品を、岩根茂樹社長も150万円相当の金貨を受け取っていましたが、2人はすべての社外の役職を辞任する意向であることが分かりました。
関西電力によりますと、八木会長は日本生命の社外取締役を4日付けで辞任し、流通大手「エイチ・ツー・オー リテイリング」の社外取締役と、「読売テレビ」の社外監査役についても、今後、辞任する意向だとしています。
また、岩根社長も「田辺三菱製薬」の社外取締役と、「テレビ大阪」の社外取締役を今後、辞任する意向だということです。
-- NHK NEWS WEB