ことし7月、「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、病院で治療を受けていた20代の女性が、4日夜死亡し、この事件で亡くなった人は、36人になりました。
ことし7月18日、京都市伏見区の「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、警察は、20代の女性が4日夜8時すぎに死亡したと発表しました。
女性は、京都アニメーションの社員で、スタジオの1階にいて、玄関から外に避難し救助されましたが、全身にやけどを負い、病院で治療を受けていたということです。
警察は、女性の氏名の公表について、これまでと同様、遺族や会社などと調整して対応するとしています。
今回の放火事件で、亡くなった人は36人に、重軽傷を負ったのは33人で、このうち、5人が今も入院しているということです。
警察は、重いやけどを負って入院している青葉真司容疑者(41)を、けがの回復を待って、放火や殺人などの疑いで逮捕する方針です。
また、京都アニメーションは、先月下旬、亡くなった人を悼む会を開き、遺族や社員、それにけがをした被害者など、およそ250人が参加したということです。
来月3日と4日には、京都市で、一般の人を対象にした追悼行事も開くとしています。
-- NHK NEWS WEB