関西電力の経営幹部らが多額の金品を受け取っていた問題で、野党の追及チームは5日、大阪市の本社を訪れ、真相を明らかにするため経営幹部らに国会で説明責任を果たすよう求めていく考えを示しました。
関西電力の経営幹部らが福井県高浜町の元助役から総額3億円を超える金品を受け取っていた問題の実態の解明を進めようと、立憲民主党や国民民主党、共産党などの野党の追及チームのメンバー7人は5日午前、大阪市の関西電力本社を訪れました。
チームは、経済産業省を通じて会社側に関係者から聞き取りを行いたいと要請していましたが面会できなかったことから、国会審議に出席して真実を明らかにするよう求める要請書を警備担当者に手渡しました。
このあと、チームの座長を務める今井雅人 衆議院議員は記者団に対し、「全く説明責任を果たそうとしない関西電力の対応にがく然としている。こんなことでは電力業界の信頼が大きく損なわれる。臨時国会でしっかり説明してもらいたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB