サッカーのJリーグは、今後3年間の配分金などを発表し、今シーズンのJ1の優勝チームは、1年間でこれまでのおよそ6倍の17億円余りを手にすることになりました。
Jリーグは、今シーズンからイギリスの動画配信大手、「パフォームグループ」と総額およそ2100億円の放送権の契約を結んだことから、ヨーロッパの強豪に近づく強いチームを作ろうと各クラブへの配分方法を検討し、9日発表しました。
それによりますと、まず今シーズンのJ1の優勝賞金は昨シーズンの3倍の3億円になります。
また、今年度から3年間はJ1のクラブには3億5000万円、J2には1億5000万円、J3には3000万円の、これまでのおよそ2倍の配分金が均等に支払われます。
そして、強いチームには、さらに選手の育成や強化に取り組んでもらおうと、J1で1位から4位までのクラブには『理念強化配分金』を支払うことになりました。
この配分金は、各年度ごとに支給条件の審査がありますが、1位には来年度に10億円、再来年度に4億円、3年後にも1億5000万円の最大で15億5000万円が継続して支払われます。2位には3年間で最大7億円、3位も最大で3億5000万円が支払われることになりました。
この結果、今シーズンのJ1の優勝チームは、1年間でこれまでのおよそ6倍の17億円余りを手にすることになります。
各クラブは、大幅に増える配分金を使ってチームの強化を進め、この夏の移籍市場から海外の有名選手の獲得などに動くと見られます。
-- NHK NEWS WEB