「23区」や「五大陸」などのブランドを展開するアパレル大手のオンワードホールディングスは業績が悪化する中、国内外のおよそ600店を閉鎖する方針を示していますが、この一環として日韓関係の悪化で販売が低迷する韓国の市場から撤退すると発表しました。
オンワードホールディングスは百貨店などでの販売が低迷し、来年2月期の決算では最終損益が11年ぶりの赤字となる見通しです。
会社は国内外の店全体の2割にあたるおよそ600店を廃止する方針ですが、このうちゴルフウェアブランド「23区ゴルフ」を展開する韓国の26店を閉鎖すると発表しました。
韓国では日韓関係の悪化の影響もあってゴルフウェアの販売が低迷していたということで、現地法人を清算し、韓国市場から撤退するということです。
また、カジュアルブランドの「ジョゼフ」については北米やヨーロッパの事業を縮小し、「ジル・サンダー」のブランドを展開するヨーロッパの店のうち不採算の店を閉鎖するということです。
日本国内でもショッピングセンター向けのカジュアルブランド「フィールドドリーム」を手がける15店を閉鎖し、東京 渋谷区のセレクトショップ「オープニングセレモニー」を閉鎖する方針も明らかにしました。
-- NHK NEWS WEB