日本航空で、パイロットが乗務前の検査でアルコールが検出される事案が今年度に入ってからも相次いでいることを受けて、国土交通省は8日にも会社に事業改善命令を出す方針です。日本航空が飲酒問題で事業改善命令を受けるのは去年12月に続いて2度目で、異例の事態となっています。
日本航空の飲酒問題をめぐっては、国土交通省は、去年10月のパイロットによる飲酒問題で事業改善命令を出したのに続き、去年12月の客室乗務員による機内での飲酒問題でも業務改善勧告を出していました。
これを受けて会社は社内規定を見直すなどして対応を強化していますが、先月には58歳の男性操縦士が成田空港での乗務前の検査でアルコールが検出され、乗務を交代していました。
このほかにもことし8月と4月にも乗務前の検査でパイロットからアルコールが検出され、今年度に入ってからパイロットによる飲酒問題はすでに3件と相次いでいます。
国土交通省は、飲酒問題への対策が徹底されていないなどとして、8日にも会社に事業改善命令を出す方針です。
日本航空が飲酒問題で事業改善命令を受けるのは去年12月に続いて2度目で、異例の事態となっています。
-- NHK NEWS WEB