アメリカのトランプ大統領は、日本などと比べてアメリカの交通インフラは時代遅れだとして、企業がインフラ整備を進めることができるよう、税負担を軽くするための税制改革の具体的な内容を近く公表する考えを示しました。
アメリカのトランプ大統領は9日、ホワイトハウスで航空会社の幹部らと会合を開きました。この中で、トランプ大統領は、「日本や中国は至る所で高速鉄道が走っているが、アメリカにはない」と述べて、日本の新幹線をはじめとした交通網を評価したうえで、アメリカの交通インフラが時代遅れになっているという認識を示しました。
そのうえでトランプ大統領は、アメリカ企業がインフラ整備を進めることができるよう税負担を軽くする必要があるとして、「数週間後に驚くべき税制改革について明らかにする」と述べ、法人税の減税など税制改革の具体的な内容を近く公表する考えを示しました。
税制改革をめぐってトランプ大統領は先月23日、法人税の税率を「現在の35%から、15%から20%の範囲内に引き下げる」と述べていて、市場では、規制改革やインフラ投資と並んで期待が高まっています。
-- NHK NEWS WEB