JR東日本は、来年の東京オリンピック・パラリンピックを前に駅員や乗務員の制服を一新し女性向けのスカートやリボンを廃止して男女の区別がないデザインを取り入れることになりました。男女平等の観点やLGBT=性的マイノリティーへの関心の高まりなどが背景にあるということです。
JR東日本は、来年5月から駅員や乗務員の制服を18年ぶりに一新します。新しい制服は、紺色を基調に襟にはアクセントとしてグレーのラインが入っていて今回の変更から、男女の区別をなくし、デザインを統一します。
具体的には女性の場合、現在は、パンツスタイルかスカートかを選んだ上で首元もネクタイかリボンのどちらかを選ぶようになっていました。
新しい制服ではスカートやリボンを廃止し、男女ともにパンツスタイルとネクタイで統一します。
また、帽子の形も現在は男性は角張った形、女性は丸みを帯びた形と男女で異なるデザインでしたが、新しい制服ではこの区別をなくし、どちらでも好きなほうを選べるようにします。
JR東日本では、男女平等の観点やLGBTへの関心の高まりなどから多様な価値観に対応しようと男女の区別ない制服を取り入れるとしています。
企業の制服をめぐっては、日本航空も来年4月から乗務員の制服にパンツスタイルを導入して、自由に選べるようにするなど、多様な価値観に配慮して制服のデザインを見直す動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB