キャッシュレス決済のポイント還元制度を追い風に、JR東日本の電子マネー「Suica」(スイカ)のポイントサービスの新規の登録者数が9月は前の月の14倍と、大きく伸びたことがわかりました。
ポイント還元制度で、JR東日本の電子マネー「Suica」でポイントをためるには事前に専用のポイントサービスに登録する必要があります。
会社によりますと消費税率の引き上げを前にした9月の新規の登録者数は1か月間でおよそ48万人と、前の月の14倍の大幅な伸びとなりました。
また、今月も6日の時点ですでにおよそ33万人が新たに登録し、登録者数は累計でおよそ1100万人に達したということです。
JR東日本は、今月から「Suica」を使って在来線に乗車した場合でもポイントがたまる新たなサービスを始めていて、これも登録者数を押し上げたとみています。
深澤祐二社長は記者会見で「キャッシュレスへの関心は高いと思う。ポイントを有効に使えるよう、便利なサービスを提供できるようにしたい」と述べました。
一方、JR東日本は、新幹線と在来線の定期券の販売による収入が前の年の同じ月のおよそ1.5倍に増えたことを明らかにし、増税を前にした駆け込みの需要があったとしています。
-- NHK NEWS WEB