プラスチックごみの削減が世界的な課題となる中、JR東日本は駅ビルの店舗などグループ全体で年間2億枚余り使われているプラスチック製のレジ袋を、来年9月までに順次、バイオマス素材に切り替えることなどを明らかにしました。
プラスチックごみをめぐっては、ことし6月に大阪で開かれたG20サミットで、海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにするという目標が取りまとめられ、各国が合意しています。
こうした中、JR東日本は、駅ビルやホテルなど25のグループ会社の店舗でプラスチックの削減に取り組み、レジ袋は、来年9月までにバイオマスなどの素材に、ストローは来年3月までに紙などの素材にそれぞれ順次、切り替えることを明らかにしました。
JR東日本によりますと昨年度、レジ袋は2億4000万枚、ストローは3000万本が使われていて、素材を変更することで年間およそ420トンのプラスチックを削減することができるということです。
JR東日本は「ごみを削減するとともに、少しでも多くの人にプラスチックごみの問題について知ってもらいたい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB