11日のニューヨーク株式市場は、貿易協議をめぐるアメリカと中国の合意を受けて幅広い銘柄に買い注文が出て、ダウ平均株価は前の日に比べて300ドル以上の大幅な値上がりとなりました。
11日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて319ドル92セント高い、2万6816ドル59セントでした。
この日は貿易をめぐる米中交渉が進展するのではないかという期待から、取り引き開始と同時に幅広い銘柄に買い注文が集まり、一時、前日に比べて500ドル以上値上がりする場面もありました。
その後は、当面の利益を確保しようという売り注文も出ましたが、大きく値上がりして取り引きを終えています。
市場関係者は「トルコとシリアなど新たな不安定要素も出てきているが、当面、市場の最も大きな関心事である米中摩擦の激化が避けられたことで、投資家の間に安心感が広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB