台風19号の浸水の影響で川崎市にあるJR横須賀線の武蔵小杉駅は、すべてのエスカレーターとエレベーターが使えなくなっています。
15日朝は通勤ラッシュの時間帯に激しい混雑が発生したことから、JRでは夕方以降の帰宅時間帯も社員らが誘導に当たることにしています。
川崎市中原区にあるJR横須賀線の武蔵小杉駅は台風19号の大雨で浸水し、電源設備が故障するなどしたため、構内にあるエスカレーター6か所7基とエレベーター1基のすべてが使えなくなっています。
このため台風が通過して最初の平日となった15日朝は、通勤客らで激しい混雑となって一時入場規制も行われ、JRの社員のほか、鉄道警察隊の警察官も出て誘導に当たりました。
中でもJR南武線のホームにつながる連絡通路では、一時、通過に1時間近くかかったということで、会社に電話で連絡を入れる人の姿も見られました。
また、タワーマンションが建ち並ぶ新南改札では自動改札機も故障していて、2つある改札口のうち1つが使えない状態が続いています。
JR東日本によりますと、設備の復旧の見通しはたっていないということで、JR東日本横浜支社では15日夕方以降の通勤時間帯も混雑が予想されるとして、誘導を行う駅員を増やして対応することにしています。
-- NHK NEWS WEB