台風19号の影響が自動車の生産にも出てきました。自動車メーカー、SUBARUは16日午後から群馬県にある車の生産工場の操業を停止しました。この工場自体は被害はありませんでしたが取引先の部品メーカーが被災して部品が調達できなくなったためで今月25日の操業再開を目指すとしています。
SUBARUによりますと、台風19号の影響で取り引き先の部品メーカーが浸水するなどの被害を受け、部品が調達できなくなったため、16日午後3時すぎから車の生産工場の操業を停止しました。
操業を停止したのは、いずれも群馬県太田市にある本工場と矢島工場で、このほか、エンジンなどを生産する群馬県大泉町の大泉工場でも一部のラインを停止したということです。
本工場と矢島工場は国内でのSUBARUのすべての車の生産を担っていて、1日およそ2500台を生産しているということです。
SUBARUは部品メーカーに従業員を派遣するなどして復旧作業を支援していて、今月25日の操業再開を目指すとしています。
今回の台風19号では企業の生産活動にも大きな影響が出ていますが、部品の供給網、いわゆるサプライチェーンを通じて大手メーカーにも影響が拡大する形になりました。
-- NHK NEWS WEB