台風19号の影響で運休していたJR中央本線の山梨県の大月駅と東京・高尾駅の間で、18日午前、運転が再開されました。一方で、特急の運休は続くため、東京・新宿と甲府の間は、特急を使った場合の少なくとも2倍の3時間ほどかかるということです。
台風19号の影響でJR中央本線の山梨県の大月駅と東京・高尾駅の間は、今月12日から運休が続いていましたが、土砂の撤去や線路の点検などが終わり、上下線ともに18日午前10時20分すぎに運転を再開しました。
JR大月駅には午前中から通勤する人や学生など大勢の利用客が訪れ、時刻表を確認したり、駅員から説明を受ける様子が見られました。
ただJR東日本によりますと運転が再開された区間のうち、神奈川県の相模湖駅と高尾駅の間は下り線の線路だけを使って1時間から2時間半の間隔で折り返し運転が行われます。山梨と東京を行き来する場合、通常であれば直通の電車もありますが、相模湖駅と高尾駅で必ず乗り換える必要があります。
また、特急「あずさ」と「かいじ」の運休は続き今月末ごろまで復旧作業に時間がかかる見通しだということです。
このため、甲府駅から東京・新宿駅に向かう場合、特急を利用すれば乗り換えなしでおよそ1時間半で行けますが、2回以上乗り換えが必要な上、少なくとも3時間ほどかかるということです。
東京 日野市の会社に通勤する大月市の男性は「久しぶりに会社に行けますが、まだ通勤にはかなり時間がかかるので、1日も早く復旧してほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB