18日、男女４人がクマに襲われ大けがをした、新潟県魚沼市で、19日朝、男性２人がクマに顔などをひっかかれるなどして病院に搬送されました。２人の意識はあり、現場近くで見つかったクマは猟銃で駆除されました。
新潟県魚沼市では18日午後、住宅地で男女合わせて４人がクマに相次いで襲われ、首から頭にかけてひっかかれるなどの大けがをして病院に運ばれました。
市の職員らが19日朝早くからパトロールにあたっていましたが、午前７時20分ごろ、18日の現場から近い魚沼市井口新田で、自動車販売店の従業員から「店の裏で２人がクマに襲われけがをした」と警察に通報がありました。
警察によりますと、この自動車販売店の50代と60代の男性の２人がクマに襲われ、いずれも首から頭にかけてをひっかかれるなどのけがをして病院に運ばれました。２人の意識はあるということです。
さらにその後まもなく、男性２人が襲われた現場近くの食品加工会社の従業員から「クマが工場内にいる」と通報があり、駆けつけた猟友会のメンバーが猟銃で駆除しました。
警察などによりますと、クマは体長１メートル以上で、男性２人を襲ったクマの可能性が高いということです。
一方、クマが見つかった現場から2.5キロほど離れた魚沼市七日市新田の住宅地でも、19日午前９時10分ごろ、別のクマが見つかり、捕獲されたということです。
-- NHK NEWS WEB
