9日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が掲げる法人税の減税が実行されるという期待が高まって買い注文が広がり、ダウ平均株価は最高値を更新しました。
9日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が「数週間後に驚くべき税制改革について明らかにする」と述べたことから、法人税の減税が実行されるという期待が高まって幅広い銘柄に買い注文が広がりました。
このためダウ平均株価は一時、2万206ドルをつけ、取り引き時間中の最高値を更新しました。その後、当面の利益を確保するための売り注文も出ましたが、前日より118ドル6セント高い2万172ドル40セントで取り引きを終え、終値でも最高値を更新しました。
市場関係者は、「減税をはじめ政策の具体化が遅れる懸念もあったことから、トランプ大統領の発言が好感される結果となった。さらに原油価格の上昇によってエネルギー関連の銘柄も買われ、大きく上昇する展開になった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB