最先端の自動車技術を披露する「東京モーターショー」が24日の開幕を前に報道関係者に公開されました。最新の電気自動車のほか、電機メーカーなどが広く参加して未来の暮らしをテーマにした展示も行われています。
2年に1度開かれる「東京モーターショー」には国内外の自動車メーカーなど、180社余りが出展しています。
このうち、
▼ホンダは来年、発売を予定する小型の電気自動車を、▼日産自動車も、自動で駐車する機能を持たせる軽の電気自動車のコンセプトカーを発表しました。
また、
▼トヨタ自動車も来年、国内で初めて本格的に発売する、2人乗りの小型電気自動車を披露しました。
ホンダの八郷隆弘社長は発表会で「この電気自動車は10年先の車の姿を具現化した。独自のAI技術による自然な会話で情報提供を行うシステムを搭載し、車が社会や日常生活とつながる未来のカーライフを一足はやく体感できる」と述べました。
車の電動化やネットとつないだサービスなど次世代の車をめぐる開発競争が激しさを増す中、今回は、電機メーカーなどが広く参加し、未来の暮らしをテーマにした大規模な展示コーナーも設けられました。
この中でパナソニックは自動運転が実用化された車を想定し、窓を大きな画面として車内の人が向かい合って映画やコンサートの映像を見るといった車の中での新しい過ごし方を提案しています。
東京モーターショーは東京 江東区の東京ビッグサイトなどを会場に24日開幕し、25日から来月4日まで一般に公開されます。
-- NHK NEWS WEB