大手コーヒーチェーン「スターバックス」は、お金をチャージしてカードなどで商品を買うことができる会員向けのサービスが不正にアクセスされ、被害額が18万円余りに上ることを明らかにしました。スターバックスは、クレジットカードから自社のカードへのチャージを停止し、会員に対してパスワードを変更するよう呼びかけています。
「スターバックス コーヒー ジャパン」によりますと、今月16日、会員向けのサービスの利用者が身に覚えのない支払いに気付き、会社のコールセンターに通報しました。
会社が調査したところ、何者かが会員のメールアドレスとパスワードを使って、会員向けのサービスに不正にアクセスし、クレジットカードからお金をチャージして、コーヒー豆などの商品を購入していたケースが関東地方の5つの店舗で見つかったということです。会社によりますと、被害額は合わせて18万4000円余りになるということです。
会員向けのサイトに登録している利用者はおよそ500万人に上るということで、スターバックスは26日午後11時まで、クレジットカードから自社のカードへのチャージを停止する措置を取り、会員に対してパスワードを変更するよう呼びかけています。
スターバックス コーヒー ジャパンは「これまでの調査では会員サイトから個人情報が外部に流出した形跡はない。セキュリティの強化に取り組み再発防止に努めたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB