今月27日から始まる成田空港の冬ダイヤで、韓国との間の旅客便が、去年の同じ時期と比べて70便余り減少することが分かりました。これまではLCC=格安航空会社を中心に増便や新規就航が続いてきましたが、日韓関係の悪化が影を落とす結果となりました。
成田空港会社がまとめた今月27日から来年3月28日までの航空会社の冬ダイヤによりますと、この期間に成田を発着する便は1週間当たり4914便と、去年の同じ時期と比べて3.6%増え、過去最多を更新しました。
これは日中両政府の合意で、成田と中国・北京などを結ぶ便数の制限が緩和されたことに伴って、中国便が大きく増えたことなどが要因です。
一方で、LCCを中心に増便や新規就航が続いていた韓国との間の旅客便は、記録のあるこの3年間では初めて減少に転じて72便少なくなり、就航都市も5つから4つに減るなど、日韓関係の悪化が影を落とす結果となりました。
-- NHK NEWS WEB