アメリカ西部のカリフォルニア州では各地で山火事が発生し、5万人に避難命令が出されたほか、電力会社は被害の拡大を防ぐため94万戸を対象に計画停電を行うことを発表し、影響が広がっています。
アメリカ西部のカリフォルニア州では、今月に入り空気の乾燥や強風などの影響で各地で山火事が発生しています。
このうちロサンゼルス周辺では、住宅地の建物に被害が出ているほか、幹線道路に火が迫って一時、通行止めになるなどの影響が出ています。
一方、サンフランシスコ周辺では、今後も空気が乾燥した状況などが続き、山火事が広がるおそれがあるとして26日、5万人に避難命令が出されたほか、地元の電力会社が山の中を通る送電線が火元となるおそれがあるとして計画停電を行うことを発表しました。
計画停電は28日まで行われ、サンフランシスコ周辺の94万戸に影響が及ぶということで、電力会社は住民に対し懐中電灯や救急箱などを用意しておくよう呼びかけています。
山火事はカリフォルニア州に隣接するメキシコ北部でも発生していて、地元メディアは、4人が死亡しおよそ200棟の住宅が被害を受けたと伝えています。
-- NHK NEWS WEB