千葉県に大きな被害をもたらした25日の大雨を受け、千葉県が開いた災害対策本部会議で、森田知事は複数の河川が氾濫して甚大な被害が出ているとして、引き続き被害情報の収集と被災者の支援に努めるよう指示しました。
千葉県は27日午前、25日の大雨を受けて3回目の災害対策本部会議を開きました。
この中では、今回の大雨で県内の19の河川で川の水が堤防を越える「越水」が起きたほか、26日、氾濫危険水位に達した印旛沼について、27日午前8時の時点でピークに比べて40センチ下がっていて、現在もポンプ車3台で排水を行っていることなどが報告されました。
また、農業施設の被害が7つの市と町で確認されたほか、ネギやイチゴなどの野菜や大豆、イモなどの穀物類の被害が34の市町村で出ているということで、被害額の算定を急ぐことにしています。
森田知事は、「印旛沼の警戒を続けるとともに、住宅や福祉施設、農林水産業や中小企業などの被害を迅速に把握し、被災者の支援に努めてもらいたい」と指示しました。
-- NHK NEWS WEB