関西電力は、中間決算の発表にともない岩根茂樹社長の記者会見を開く予定でしたが、体調不良により社長会見を中止しました。
関西電力は28日午後3時から、中間決算の発表にあわせ、大阪市の本店で、岩根社長による記者会見を開く予定でした。しかし午後3時すぎになって、岩根社長の会見が急きょ中止されました。
担当者によりますと、岩根社長は、午前中の取締役会に出席したものの、頭痛やどうきといった症状が出ていたということで、病院に向かったということです。
岩根社長は一連の金品の受領問題で声が出にくくなっていたうえ、第三者委員会への対応を進めるため、細かなやり取りを重ねていて休暇もとれない状況だったと説明しました。
一方、関西電力のグループ全体の中間決算は、円高や原油安で、火力発電の燃料価格が下がったことや、関連会社によるマンション販売が好調だったことなどから、6年ぶりに増収増益となりました。
一連の金品の受領問題が業績に及ぼす影響について、会社は「厳しいおしかりの声は出ていて契約の顧客離れは、一部はあるかと思う」としながらも、現時点で大きな影響は出ていないという認識を示しました。
-- NHK NEWS WEB