フランスに本拠を置き、ルイ・ヴィトンなどを傘下に持つ巨大ブランド複合企業のLVMH「モエ・ヘネシー ルイ・ヴィトン」は、28日、アメリカの宝飾ブランド、ティファニーを買収する方向で交渉していることを明らかにしました。買収額は、1兆5000億円を超える規模になるものと見られます。
LVMHはフランスのパリに本拠を置き、傘下にはルイ・ヴィトンやフェンディをはじめ、酒類のヘネシー、それに、時計のウブロやゼニスなどを持つ巨大複合企業です。
28日の発表によりますと、ティファニーに対して、1株当たり120ドルでの株式買い取りなどを提案しているということで、買収額は日本円で1兆5000億円を超えるものと見られます。
LVMHは、去年の売り上げが468億ユーロ(日本円で5兆6000億円余り)ですが、ティファニーの買収が実現すれば巨大なアメリカ市場でも新たな足がかりを得ることになります。
ティファニーは、1837年にアメリカ ニューヨークで創業し、世界でおよそ300店舗を展開しています。
今回の提案を受けて、ティファニーの株価は時間外の取り引きで130ドル近くと、先週末に比べて30%近く急上昇しています。
-- NHK NEWS WEB