琉球王国時代の儀式を再現する「首里城祭」が、今月27日から那覇市で始まるのを前に、国王と王妃の役を務める男女が決まり、それぞれが琉球文化の魅力の発信に向けた意気込みなどを語りました。
ことしは、那覇市の会社員の高良朝壮さん(42)が国王役に、名護市の作業療法士の神山聖加さん(24)が王妃役に選ばれ、7日、那覇市役所で実行委員会の会長を務める城間市長から認定証を受け取りました。
今回、国王役には13人から、王妃役には24人からそれぞれ応募があり、2人は、書類審査や選考会を経て選ばれました。
認定証を受け取ったあと、高良さんは「県内外に琉球の伝統文化を発信するとともに、平和を希求していきたい」と意気込みを語りました。
また、神山さんは「優しさと華やかさの中にもりんとした、皆様に愛される王妃になりたい」と抱負を述べました。
首里城祭は今月27日から来月3日まで開かれる予定で、初日には国王や王妃など700人が国際通りをパレードする「琉球王朝絵巻行列」が行われます。
-- NHK NEWS WEB