那覇市の首里城で起きた大規模な火災を受け、11月以降、首里城を含む沖縄に修学旅行に行く予定となっていた山梨県内の高校では、旅の行程を見直すなどの対応に追われています。
山梨県では今年度、県内の27の県立高校のうち、24の高校が修学旅行で沖縄を訪れる予定で、このうち、山梨県南アルプス市の白根高校では、高校2年生の生徒147人が来月5日から3泊4日の日程で訪れ、最終日に首里城を見学することになっていました。
首里城での火災を受け、学校では31日、引率する教師が旅行会社と電話で打ち合わせをするなど対応に追われ、首里城の見学を取りやめ、「沖縄県立博物館・美術館」に変更したということです。
また、学校では、修学旅行までの2か月間、首里城が建てられた琉球王国時代など、沖縄県の歴史についての学習もしていたということで、生徒たちも訪れるのを楽しみにしていたといいます。
引率する社会科の長田克仁教諭は「首里城が火災にあい、生徒たちも非常にショックを受けた様子でした。沖縄のシンボルなので長い時間をかけてでも再建してほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB