公的年金の積立金を運用しているGPIF=年金積立金管理運用独立行政法人は、ことし7月から9月の運用実績について、1兆8058億円の黒字になったと発表しました。
公的年金の積立金を運用しているGPIFは1日、ことし7月から9月の運用実績を公表しました。
それによりますと、期間中の積み立金全体の収益は1兆8058億円の黒字で、収益率はプラス1.14%でした。
市場運用の資産別にみますと、
▽国内株式が+3.34%、
▽国内債券が+0.31%、
▽外国株式が+0.11%、
▽外国債券が+1.21%でした。
これにより、2001年度に市場での運用を始めてから累積の収益額は67兆8835億円となり、GPIFが運用する積立金の総額は、ことし9月末現在で161兆7622億円となりました。
GPIFは「アメリカのFRB=連邦準備制度理事会などが金融緩和を行ったことなどから世界的に金利は低下し、株価が上昇したことなどから運用益を得ることができた」としています。
-- NHK NEWS WEB